ブラッドボーン解説その2 医療教会
前回は全ての組織の祖であるビルゲンワースを読み解いた。今回はそこからローレンスたちが派生させた医療教会を解説していく。(考察というよりはテキストに沿っての解説のほうが適切な表現だと考えたのでタイトルを変更しておく。)
前回のビルゲンワースで触れたように、ローレンス率いる医療教会は地下遺跡から持ち出した(それは簒奪に他ならないが)古代人の死体(彼らは"聖体"と呼ぶ)の血そのものの力を使って上位者になろうとした。大聖堂の頭蓋骨を調べた際のムービーにてローレンスがウィレームから言われる警句「かねて血を恐れたまえよ」の通り、血には恐るべき力が秘められているのである。
アルフレートのセリフ
「血の救い、その源となる聖体は、大聖堂に祀られていると聞いています」
「かつてビルゲンワースに学んだ何名かが、その墓地からある聖体を持ち帰り、そして医療教会と血の救いが生まれたのです」
"ある聖体"を手に入れたことをきっかけにローレンスたちは医療教会を発足させた。そして当時のヤーナム中に蔓延していた灰血病(作中では詳細は不明)の治療として人々に聖血を施したのである。白い丸薬の原料のひとつが
これだけだと尊い慈善のように聞こえるが、医療教会の真の目的は"血を用いて上位者に至ること"である。人々への治療はあくまで手段にすぎないのである。彼らは灰血病の治療を隠れ蓑に大規模な人体実験を行ったのだ。その結果、ヤーナム中に獣の病が広がる下地を作ってしまったのである。
教会の白装束テキストより抜粋
彼らにとって医療とは、治療の業ではなく、探求の手段なのだ
病に触れることでしか聞けない知見があるものだ
ところで血の救いの源とされた“ある聖体”であるが、これは女王ヤーナムで間違いないだろう。意外に思う人もいるだろうか。しかし固定聖杯ダンジョンを最後まで攻略した同志であれば納得してくれるはずだろう。根拠が存外に長くなってしまったので次回に解説する。
彼らにとって医療とは、治療の業ではなく、探求の手段なのだ
病に触れることでしか聞けない知見があるものだ
ところで血の救いの源とされた“ある聖体”であるが、これは女王ヤーナムで間違いないだろう。意外に思う人もいるだろうか。しかし固定聖杯ダンジョンを最後まで攻略した同志であれば納得してくれるはずだろう。根拠が存外に長くなってしまったので次回に解説する。
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